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人権の目
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2018年12月28日 11:35
「差別をなくする輪をひろげよう」市民運動作品 作文 中学生の部 優秀賞

 自分らしさ
                                                 緑が丘中学校1年 平 嶺 文 菜

 私には、はとこが六人います。年に三回ほど親戚と集まる機会があり、その時に、はとこ達に会えるので、私は、いつも楽しみにしています。その中の一人に、障がいのある子がいます。赤ちゃんの頃は、みんなと同じように見えたので、私は何も気付いていませんでした。でも、その子が成長するにつれて、周りの子は、歩いているのに歩かないし、言葉も全然、話しませんでした。私は少しずつ違和感を覚えるようになりました。そして、母に尋ねると、その子には、障がいがあることを教えてくれました。私は、ショックを受けました。そして、かわいそうだなと思いました。きっとこの先、ふつうの生活は、出来ないだろうし、そのことによって、友達にいじめられたりしないかなとか、色々なことが心配になりました。
 でも、そんな心配は、いりませんでした。その子の周りには、いつもたくさんの人が集まってきます。その子の笑顔は、とても素敵です。一緒にいるとこっちまで笑顔になります。だから、その子がいると周りが、ほんわかした楽しい雰囲気になります。これは、すごいことだと思います。
 その子には、出来ないことが、たくさんあります。でも、私には、出来ないけどその子には、出来ることもたくさんあります。その子は、体がすごく柔らかいです。そして、ダンスがとても上手です。私はダンスを習っているけど、その子のようなダンスは踊れません。私は、教えてもらったダンスしか踊れないけど、その子は、音楽に合わせて、自分で考えて踊ります。そのダンスは、その子の世界があり、自由で、見ている方もとても楽しい気分になります。ダンスをするだけでみんなを幸せにさせるなんて、すごい力だと思います。私には、できません。
 その子は、今、小学二年生です。友達もたくさんいます。みんなと同じようにはできないけど、兄弟に助けられたり、友達や先生に助けてもらったりして、楽しい小学校生活をおくっているようです。私は、最初その子のことをかわいそうと思っていたけど、今は、そんなこと思いません。なぜなら、その子にしかできないことがたくさんあるとわかったからです。
 みんながみんな同じじゃありません。ちがっててあたりまえなのに、ちがうことで、差別されることがあると思います。差別しているつもりじゃなくても、もしかしたら、その人に対し、傷つけてしまっているかもしれません。私自身も、障がい者の方と接することがありましたが、なかなかどう接したらいいかわからず、声をかける勇気が出ませんでした。この間、私の習っているダンスの発表会がありました。その中で、障がい者さんのグループの障がい者アートさんと一緒にステージをつくることがありました。その方たちは、私たちが踊る時に着る衣装に一枚一枚デザインをしてくださいました。そのデザインは、一つも同じものがなく、どれも個性があり、思いの込められた素敵なものばかりでした。本番では、曲の歌詞に合わせて手話をしました。ダンスとは、ちがう形だったけど、一つの物を協力してつくり上げ、本番で成功し、みんなが笑顔になった時はとても感動しました。障がい者だからといって、特別あつかいするのではなく、それぞれの個性を生かし、お互いにできないことは助け合うことが大切だと思います。そのためには、まず、相手のことを理解しなければなりません。障がいがあっても、なくても、みんなが笑顔でいられることを私は願っています。

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