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三木市歯科医師会から
2017年10月26日 09:24
妊娠・出産と歯周病の関係
 妊娠中はつわりなどの影響もあり、口腔ケアがおろそかになりがちな上、口の中を正常に保つ唾液の分泌が低下します。歯周病菌の中には女性ホルモンを利用して増える菌がいるため、女性ホルモンが非常に高くなる妊娠中は歯肉炎になりやすく、しかも重症化しやすくなります。これが妊娠性歯肉炎です。
 また、最近になって、歯周病が妊娠、出産に大きな悪影響を与えることがわかってきました。妊娠37週未満で生まれる早産、2,500g以下の低体重児出産の症例を調べると、歯周病が進行している妊婦が多くみられました。
 ある統計によるとそのリスクは、歯周病でない人の7倍以上になります。早産の原因に挙げられるタバコやアルコール、高齢出産などよりもはるかに高い数字になっています。 
 歯周病と早産の関係のメカニズムもわかってきています。陣痛は、子宮収縮作用を持つプロスタグランジンという物質の分泌が高まって起こります。この物質はサイトカインという炎症物質によって分泌を促されます。
 歯周病は歯周組織が慢性的に炎症を起こしている状態なので、持続的にサイトカインが増加しその結果、プロスタグランジンの分泌が促され、子宮が収縮し早産となります。
 早産や低体重児出産を防ぐためにも、妊娠中の人は特に口の中を清潔に保つように心掛け、歯周病になったら、軽いうちに治療する必要があります。
 妊産婦健診を必ず受けて、かかりつけ歯科医で定期的に口腔ケアを受けるようにしてください。

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三木市歯科医師会から - 17/10/26 09:24 (三木市広報広聴課)